仮面の下の黒幕(深野純一・報恩講法要2026)
【法座の言葉(311) 深野純一師 (2026/1/27~28)】
[仮面の下の黒幕]
つくづくとわれは冷たい女なり
妻母嫁の仮面をはずせば(朝日歌壇)
夫には「妻」で、子どもには「母」で、義父母の前では「嫁」に。何十年もその役をこなし、毎日明るく笑顔でふるまっている。社会でも公平・公正・平等を心がけ、自信をもって生きている。だがそれはある意味「仮面をまとった姿」、立場に応じた仮の姿かもしれない。本当の私。仮面の中の黒幕は何者か。
弥陀の救いの相手は、他ならぬ私でありましたと聞き受ける時、鏡に映った私の黒幕がみえてくる。「煩(ぼん)悩(のう)具(ぐ)足(そく)の凡夫」「極(ごく)重(じゆう)の悪(あく)人(にん)」……そんな本当の私、ありのままの姿を受けとめてくださる如来にであう人生、それがお念仏の日暮らしである。
カテゴリー:法座の言葉
投稿日:2026年01月28日